アスペルガー症候群の診断について (文章の無断転載及び、流用を禁止致します)
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アスペルガー症候群の診断について
○アスペルガー症候群の診断基準
アスペルガー症候群の診断基準として、米国精神医師学会の
DSM-Ⅳ-TR
があります。
この判断基準は、あくまでも医師や治療に関連する人達が扱うためのものであり、アスペルガー症候群の人が自分で診断するためのものではありません。
この
DSM-Ⅳ-TR
は専門家が扱う診断基準のひとつですが、専門家のためにつくられたものだとはいえ、やはりこうした診断基準は気になって当然です。
ですので参考までに、ご覧いただければと思います。
■アスペルガー症候群の診断基準 (DSM-Ⅳ-TR)
A.以下のうち少なくとも2ににより示される対人的相互反応の質的な障害:
(1) 目と目で見つめ合う、顔の表情、体の姿勢、身振りなど、対人的相互反応を調節する多彩な非言語的行動の使用の著明な障害。
(2) 発達の水準に相応した仲間関係を作ることの失敗。
(3) 楽しみ、興味、達成感を他人と分かち合うことを自発的に求めることの欠如 (例:他の人達に興味のある物を見せる、持ってくる、指差すなどをしない) 。
(4) 対人的または情緒的相対性の欠如。
B.行動、興味および活動の、限定的、反復的、常同的な様式で、以下の少なくとも1つによって明らかになる。
(1) その強度または対象において異常なほど、常同的で限定された型の1つまたはそれ以上の興味だけに熱中すること。
(2) 特定の、機能的でない習慣や儀式にかたくなにこだわるのが明らかである。
(3) 常同的で反復的な衒奇 (げんき) 的運動 (例:手や指をぱたぱたさせたり、ねじ曲げる、または複雑な全身の動き) 。
(4) 物体の一部に持続的に熱中する。
C.その障害は社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の臨床的に著しい障害を引き起こしている。
D.臨床的に著しい言語の遅れがない (例:2歳までに単語を用い、3歳までにコミュニケーション的な句を用いる) 。
E.認知の発達、年齢に相応した自己管理能力 (対人関係以外の) 適応行動、および小児期における環境への好奇心について臨床的に明らかな遅れがない。
F.他の特定の広汎性発達障害または精神分裂症 (※) の基準を満たさない。
※現在は統合失調症と呼ばれている。
参考文献:DSM-Ⅳ-TR 精神疾患の分類と診断の手引き (医学書院)