第18号 時間感覚の歪み
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       === 第18号 時間感覚の歪み ===

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何もすることがないと時間が延々と長く感じられる。
悩みがあると、この悩みがこのままずっと続くような気がして気が遠くなる。
実態のない不安は、差し迫ったものとして感じられる・・・。
何かに夢中になると、著しい切迫感を感じて、結果が出るまでイライラしてしまう。

ADHDの人の方が、ADHDでない人に比べると、これらの感覚は強く、そうした
ことから、時間の感覚が歪んでいるといわれます。

これによって、うまくいかない人がほとんどです。
しかし、私はこの状況が必ずしも短所だとは思いません。

例えば、私はサラリーマンのころ、出社時間が他の人と比べて1時間以上も早かった
のです。
そのころは、その時間に出かけないと時間に追われているような気になってしまって
いたのですが、遅刻しているわけではありませんので、問題にはなりません。
それどころか、通勤ラッシュに巻き込まれないので、快適ですらあります。

また、私は夢中になりすぎるせいで、結果を出すスピードが普通ではありません。
しかし、短時間しか集中できないことも知っていますので、25分作業をしたら、ど
んなに作業したいという欲求があっても中断し、最低でも5分間は休憩します。
この5分間は、作業したい気持ちでウズウズしているのですが、このウズウズ間を次
の25分に活かすのです。
これを電池切れになるまで、やってしまうと本当に短時間しか作業ができません。
つまり、イライラ感やウズウズ感を逆利用してしまうのです。

では、これが逆にうまくいかない場合は、どうするのかということになりますが・・

実は、これは不安や悩みといったADHDの二次的な問題をある程度解決することで、
十分カバーできるのです。

ADHDの症状そのものは、抑えたところで脳の仕様ですから、薬で治るというもの
ではありません。
しかし、ADHDの症状をどのように引き出すのかは、心の状態で変わるのです。