第13号 わかっているのにできない謎
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天才発掘人の鈴木健二です。

“わかっているのにできない”、あるいは“やめられない”という状況はいったいど
んな状況だと思いますか?

それを知るためには、まず、人が行動に移るまでの流れを知る必要があります。

1.人はまず、外からの情報を目で見て、耳で聞くことで情報を入力します。
2.次に、見たもの聞いたものに対して、感情を抱きます。
3.次に、それらの情報がイメージとして脳に記憶されます。
4.次に、それを思考します。
5.最後に、行動します。

“わかっているのにできない”、あるいは“やめられない”という状況は、
4の“思考”という段階を飛び越えている状況です。
リタリンは、この思考という段階を飛び越えないように、しっかり考えられるように
してくれます。

では、ADHDに効果的な心理療法の場合は、1から5の主にどこに働きかけるかといい
ますと、1~3です。
つまり、“思考”を飛び越えるのだから、“思考”以外のところに働きかける心理療
法が望ましいわけです。

ちなみに、カウンセリングは、主に4の“思考”に働きかけます。
カウンセリングだけでは、なかなか解決しないのはこのためです。
もちろん“思考”を無視してよいというわけではありませんが、“思考”だけに働き
かけても効果はとても薄いのです。

また、1~3に働きかけるには、たったひとつの心理療法では足りません。
複数の心理療法が必要です。だから、ハッピージーニアスは複数の心理療法を用いる
わけです。
また、ADHDという脳の仕様そのものを変えるわけにはいきません。
ですから、、多くの心理療法をご自分で使えるということは、とても大きな意味があ
ります。

鈴木はこうしたことを、少しずつ皆様に伝えていけたら良いと思います。
これは、今までの脳の使い方とは違います。そして、違うものだからこそ、新しい道
が切り開けるのです。