第11号 身体障害者をよく観察しよう
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天才発掘人の鈴木健二です。

ADHDは、日本語で注意欠陥多動性障害という名称です。

障害といえば、脳ではなく身体が不自由な人もいます。
例えば手が不自由な人がいます。
そういう人の中には、手ではなく、足で上手に食事をとる人がいます。

体の場合、こうした応用が目に見えてわかるので、どうすれば良いのかがおおよそ
予測できます。

では、脳の障害の場合はどうでしょう。
脳は、外側から見えないので、こういった考え方が簡単に思いつかないようです。
しかし、身体障害者のこの発想は、十分にADHDにも応用が効くのです。

ADHDの原因には、さまざまな説がありますが、脳の前頭葉がうまく働いていな
いという説もかなり有効です。

前頭葉の中でも脳の額側にある前頭連合野は、理性や論理的な思考を司っています。
ADHDが「わかっていてもできない」のは、理性や論理よりもイメージや感情の
方が優先的になっているからです。

さきほどの不自由な手が、ADHDの場合は、前頭連合野ということになります。
では、足に該当するのは何かと申しますと、“前頭連合野以外”ということになるの
です。

「そりゃ、ちょっと強引じゃないですか!?」

という声が聞こえてきそうですが、決してそんなことはありません。

ADD&ADHDの心理療法ハッピージーニアスのどのあたりがADHD専門なのか?
それは、脳の前頭連合野以外の部分を主に活用する心理療法だからなのです。

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前頭連合野が抱える論理的なお仕事を最小限に抑え、その他の脳を効果的に活用する
ことで、安定した状態に持って行くのです。

もっとわかりやすく言うならば、考える脳のお仕事を最小限に抑え、感じる脳を安心
させて、効果的に活用すると言えばわかりやすいでしょうか。
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しかも、それぞれの心理療法で、脳を活用する箇所が異なります。
多くの脳の箇所を活用するには、複数の心理療法を用いる必要があります。

そして、効果的な心理療法は、脳の9割以上を占める潜在意識を効果的に活用してい
ます。
潜在意識には言葉は通じませんので、五感や感情を用いることになるのですが、人に
よって、視覚イメージが得意な人もいれば、聴覚イメージが得意な人もいます。

例えば、リンゴをイメージしてみてください。
このときに、真っ赤なリンゴをイメージするかもしれません(視覚)。
リンゴをかじったときの音をイメージするかもしれません(聴覚)。
リンゴの香りをイメージするかもしれません(嗅覚)。
リンゴの味をイメージするかもしれません(味覚)。

人によって、どのイメージが得意なのかは異なります。
そして、そのイメージの種類によって、使われる脳の箇所も異なります。
それが現実でなくとも、脳にとっては、現実と非現実がつきませんので、脳はそれに
応じたところが活発になるのです。

また、脳はよく使うところが発達します。そして活発になる領域が広がっていきます。
音楽を仕事にする人は側頭葉が発達します。画家は後頭葉が発達します。
人によっては、頭の形が変化するほどに、脳が発達することもあります。
これは、足で食事をしていると、足がとても器用になるのと似ています。

ADHDは発達障害とされているために、あたかもそのせいで、脳がその状態に固定
されているかのように感じるかもしれません。

しかし、実際は脳は変化するのが当たり前なのです。

「わかっていてもできない!やめられない!間に合わない!片付けられない!」

こうした情報を見ているとますますできない気分になりますが、それは、見えない脳
という器官だからです。

そして「見えない脳のどの部分をどのようにすれば活用できるのか!?」などという
情報は、一般の人にはほとんど伝わっていません。

身体障害者でも、足を手のように使えるようになった人は、日常生活を上手にこなし
ています。足がその人の大きな助けとなっているのです。

脳も同じです。使い方を知れば、脳は自分にとって最高の味方になってくれるのです。

多くの心理療法は一人でできます。
心理療法を知るだけで、それはその人にとって一生の財産となります。

「私って天才!」「私ってサイコーッ!」「どんどんアイデアが生まれます!」

「自分が向かう道がハッキリとわかりました!」

こんなご感想をいただいたときが、私にとっても至福の時でございます。

それでは、また来週~ ごきげんよう~!(^^)/