副人格
○副人格

人は、さまざまな人との出会いを通じて多くのことを経験します。
それは、友達、親友、異性・・・などさまざまです。
そういった多くの出会いで人は成長していくわけですが、人にはもう一つ大切な出会いがあります。

それは自分自身の内面にある、さまざまな自分の側面と出会うことです。

解離性同一性障害という障害をご存知でしょうか?
いわゆる多重人格と呼ばれる障害です。

彼らの脳には、さまざまな性別、年齢、性格の人格が、それぞれ独立した人格として存在していて、さまざまな場面で人格そのものが入れ替わってしまいます。
すると、その間は別の人格は眠っているような状態になり、表に現れた人格が何をしているのかを眠っている人格たちは理解していません。
このように多重人格というのは、一人の人間に多くの人格が宿っているわけですが、実は私たち健常者も一つの人格で構成されているわけではありません。
多重人格と同じように複数の人格が、健常者の中にもあるのです。

多重人格と健常者の大きな違いは、健常者の場合、それぞれの人格が病的なまでに分離していないだけであり、健常者にも副人格はあります。
そのため、自分とは別の人格 (副人格) がとった行為でも、自分の意志 (主人格) によるものと思ってしまうのです。私たちの悩みの多くは、そうした複数の人格同士の折り合いがうまくついていないことにより起こります。

例えば、真面目に何事も頑張りたいと思っている自分と、そういう自分を息苦しく感じている自分との折り合いがつかないと、心の中で葛藤が起こるわけです。
この副人格のセッションでは、あなたの中にある副人格と、あなた自身がコントロールできる主人格の折り合いをつけるのが目的となります。
それは、多くの人々と出会う外側の出会いと同じくらい大切な、もう一つの大切な出会いであるといえます。
そして、あなた自身が気づかなかったことを、別のあなたと出会うことで気づくことができることでしょう。

それにより互いの人格の折り合いをつけると同時に、それはあなた自身の成長につながります。なぜなら、人は出会いを通して成長するからです。

つまり今まで葛藤の原因であった副人格も、あなたのとてもよきパートナーになることもあるわけです。

出会いには、外側の出会いと内側の出会いがあり、その両方があることにより、その人本来の良さが引き出され、そして成長していくことができます。