ADHDに見られる天才的行動
○ADHDに見られる天才的行動


1.多動性

多動といいますと、ADHDの困った行動の代表的な扱われ方をしていますが、多動という症状は、実はとても理に叶った行動です。
例えば、歩き癖がある人の場合ですと、これは脳の視点で見ればこうなります。
私たちは、普段悩んでいるとき、無意識のうちにじっと一点を見つめています。
そして、考えているときは、脳の額側にあります前頭連合野が働いていて、脳の他の部分はほとんどはお休みの状態です。
ですので、考えても問題が解決しないときは、まずは歩いてみるのです。
歩くことで、目にはさまざまな情報が入ってきますので、脳の後部にあります視覚野が活動しますし、耳からはさまざまな音が入ってきますので、側頭葉が活発に活動します。
そして身体を動かすことで、脳がゆれ、脳のさまざな箇所が活発に活動するのです。
これにより、脳内のネットワークが一気に活発になり、考えても浮かばなかった答えが自然と頭に思い浮かんだりするのです。

世の中で天才といわれてきた歴史上の人物も同じように歩きながら考えた人は多くいます。そういったことを知れば、デスク上でじっと座りながら勉強することがいかに理に叶っていないかがおわかりでしょう。
ADHDは、この歩いてしまうという癖をもつ人が多くいます。
鈴木も歩きながらでないと、よいアイデアが浮かばないひとりです。
ですので、わざと朝一番で散歩したりします。


2.衝動性

何のためなのかわからない行動を発作的に行うことを衝動といいます。
この衝動的な行動力は、望ましい方向性であれば素晴らしい力となります。
例えば、いきなり思いついたことを、即ためしてみずにはいられないという衝動は、自分のアイデアを生かすという視点に立てばとても重要です。
そういった衝動を望ましい方向性に向けるには、まず本人の高い自己評価と、とても深い理解をもつ人の存在が大切です。
また、多くの衝動は、それまで強く抑制したことによりあらわれるものです。
そうした衝動が、望ましいものでなかった場合は、それを排除するという視点ではなく、むしろそれとしっかりと向き合い、その存在を認めることが大切です。
そういったことを続けている内に、自分自身の心の葛藤は薄れていき、本当に自分にとっての望ましい衝動が生まれてきます。
また、あらゆる症状には、その症状が表れる裏には、目的というものが存在します。
その症状は、どのような目的をもって表れているのかを、何度も探っていくことで、本来の目的というものが見えてきます。
そして、それを行っているのが、コア・トランス・フォーメーションです。


3.注意欠陥 (思考があちらこちらに飛ぶ)

これを優れた症状という人はほとんどいないかと思いますが、世の中の天才と呼ばれる人たちは直列的な思考ではなく、バラバラなものを組み合わせるような思考パターンを持っています。
思考があちらこちらに飛んでいるときは、全く別のことが頭をよぎっているような状態です。私の場合は、心の中に一瞬でもよぎったものは、積極的にメモをとるように心掛けております。
つまり、潜在意識から導き出されたアイデアを一時的に保存しておき、顕在意識で多くの情報をまとめ上げていくのです。
脳は、使い方さえ覚えれば、このように素晴らしいツールとして私たちの役に立ってくれます。

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